米油は本当に体に良いのか?残留農薬と抽出法のデメリットと「本物の油」を選ぶ知恵

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「米油は加熱に強く、ビタミンも豊富」という宣伝文句を鵜呑みにしてはいけません。
私たちの体は、食べた油で細胞膜を作り替えています。

不自然な溶剤で絞り、農薬が残った油を摂り続ければ、細胞の門番である細胞膜はベタベタに汚れ、病の入り口となってしまいます。

日本人の命の源である「米」から採れる油だからこそ、その裏側にある不自然な加工を見抜き、真に血液を清めるものを選ぶ眼を持つことです。

米ぬかの残留農薬の不安

比較項目 一般的な米油(溶剤抽出) 本物の米油(圧搾法)
抽出方法 化学溶剤(ヘキサン)で強制抽出 物理的な圧力のみで絞り出す
精製工程 高温脱臭・化学薬品を使用 低温・物理的な不純物除去
栄養成分 精製過程で多くが失われる 天然のビタミン・成分が残る
安全性 溶剤の残留リスクがゼロではない 余計な薬品不使用で安心

化学溶剤(ヘキサン)抽出と、物理的な圧搾法による米油抽出プロセスの違いを比較した図解

ぬかに溜まる農薬の影。精製工程で毒素はどこまで消えるのか

米の栄養の90%はぬかと胚芽にありますが、同時に農薬もまたここに溜まります。
米油は大量のぬかを凝縮して作るため、原料が慣行栽培(農薬使用)であれば、油にもその影響が及ぶのは自然の理です。

米粒の断面図。ぬか層と胚芽に栄養成分と残留農薬が集中していることを示す構造図

精製工程で不純物は取り除かれると言われますが、細胞を汚したくないのであれば、やはり「国産」かつ「農薬の管理が徹底された原料」を追求すること。

安さの裏には、必ず命を削る理由があることを忘れてはいけません。

米油の宝「ガンマ-オリザノール」。自律神経を整え血液を清める力の真実

米油には、他の油にはない「ガンマ-オリザノール」という素晴らしい成分が含まれています。
これは自律神経の乱れを整え、コレステロールの吸収を抑えるなど、現代人のドロドロになった血液を清める助けとなります。

しかし、この薬効を期待するなら、油そのものが「生きている」必要があります。
過度な精製で栄養を剥ぎ取られた油では、宝の持ち腐れです。

自然の恵みを丸ごといただく「一物全体」の心で選ぶことです。

なぜ米油は安価に大量生産できるのか

猛毒の溶剤で絞り出す不自然。血管を傷つける「目に見えない薬品」の罠

スーパーに並ぶ安価な米油の多くは、ノルマルヘキサンという化学溶剤を使って油分を強制的に溶かし出しています。
その後、高温で溶剤を飛ばしますが、この「不自然な熱と化学」の工程が油を疲弊させ、酸化を早めます。

毛穴から、そして口から入る化学物質がどれほど肝臓に負担をかけているか。
命を養うための油が、化学の産物であってはいけません。

伝統の「圧搾法」を選び抜く。摩擦熱を抑え、命の息吹を残す搾り方

本当に体に良い米油を求めるなら、物理的に圧力をかけて絞る「圧搾法」一択です。

溶剤を使わず、手間暇かけて絞られた油には、米本来の香りと栄養、さらに生命力が宿っています。
ラベルをよく見て、抽出方法が明記されているか、あるいはメーカーがその製法に誇りを持っているかを確認すること。

誠実な作り手の油は、あなたの細胞を内側から輝かせてくれます。

加熱に強いは本当?酸化安定性とトランス脂肪酸の真実

油酔いしない理由。抗酸化成分「トコトリエノール」が火の毒を防ぐ

米油が揚げ物に向くと言われるのは、スーパービタミンEと呼ばれるトコトリエノールが豊富だからです。
これが加熱による酸化を防ぎ、食べた後の「胃もたれ」や「油酔い」を抑えてくれます。

しかし、いくら酸化に強いからといって、何度も使い回してはいけません。
火を通すたびに油は死んでいきます。

一度使った油は、その都度使い切るか、潔く処分する潔さを持つことです。

米油に含まれるトコトリエノールが加熱による酸化(火の毒)を抑制するメカニズムの図解

高温精製で生まれる「トランス脂肪酸」。無臭の油に隠された偽りの姿

米油特有の臭いを取るために、多くの製品は 200℃以上の高温で脱臭処理を行っています。
この過程で、心臓病のリスクを高めるトランス脂肪酸が微量ながら発生します。

鼻を突く嫌な臭いがないのは便利ですが、それは自然な姿ではありません。
少し色が濃く、米の香りが残っている油こそ、過度な加工がされていない「生きた油」の証です。

本物の米油の選び方と選別基準をすべて満たした厳選3選

【こめ油の選別基準】

  • 「圧搾抽出」と明記されていること
  • スチームリファイニング(物理精製)であること
    (化学薬品を使わず、水蒸気で不純物を取り除いた製法。
  • 原料の「産地」と「鮮度」が明確であること
    (国産であり、精米後すぐに油を絞っていること。
  • 品質を守る容器に入っていること
    (光による酸化を防ぐ工夫(遮光瓶や缶など)がなされていること。

1. 三和油脂 まいにちのこめ油(圧搾一番しぼり)

国内で唯一、圧搾法を守り続けている三和油脂。化学溶剤を一切使わず、玄米の恵みをそのまま凝縮した逸品です。プラスチック容器ではなく、瓶詰めなのも良い。
揚げ物はもちろん、ドレッシングとして生でいただくのも良い。

私はこちらのこめ油を好んで日常使いしています。

2. つの食品 圧搾一番搾り こめ油

老舗の「つの食品」が放つ、溶剤不使用の高級米油です。
物理的な圧力のみで絞り出した油は、ビタミンEやガンマ-オリザノールの含有量が極めて高く、細胞を若返らせる力が宿っています。

3. ボーソー油脂 圧搾しぼり 国産こめ油

厳選された国産ぬかを使用し、丁寧な圧搾法で仕上げられた一本。
過度な精製を避けているため、油本来の黄金色と深いコクが残っています。大切な家族の血液を汚したくない方に最適な選択です。

読者さんからのQ&A

Q. 米油は「オメガ6(リノール酸)」が多いと聞きました。摂りすぎは良くないですか?
A. はい。どれほど良い製法の油でも、摂りすぎは細胞の炎症を招きます。現代人は、加工食品や外食からリノール酸を過剰に摂りすぎています。
米油もリノール酸が主成分の一つですから、こればかりを使うのではなく、加熱しない料理には「えごま油」や「亜麻仁油(オメガ3)」を使い、全体のバランスを整えること。油は「量」ではなく「質」でいただくのが養生の基本です。

Q. 米油は酸化しにくいから、数ヶ月放置しても大丈夫ですか?
A. 開封した瞬間から劣化は始まっています。一ヶ月を目安に使い切ること。

いくら抗酸化成分が豊富でも、空気や光に触れれば油は泣いています。大きなボトルで安く買うよりも、一ヶ月で使い切れる小さなサイズを買い、常に新鮮な「命」を体に取り入れること。

油の酸化を防ぐための正しい保管場所(冷暗所)と、開封後の鮮度を意識した保管例

古い油は、体の中で活性酸素を生み出し、老化を早める毒となります。

Q. キャノーラ油から米油に変えるだけで、体調は変わりますか?
A. 細胞膜が入れ替わる「3ヶ月」を目標に続けてみることです。

不自然な遺伝子組み換えや溶剤抽出の油をやめるだけで、血液の粘つきが変わり、肌の艶や目覚めの良さを実感する方は多いものです。体は正直です。
質の良い脂質を摂れば、細胞は喜び、あなたの生命力(自然治癒力)は確実に底上げされます。

今日からやってみる本物の米油選びと養生のリスト

  • ボトルの裏を見て、抽出方法に「圧搾」という文字があるか確認する。
  • 「溶剤抽出」や、製法が書かれていない安価な油は、潔く手放す。
  • 油は必ず冷暗所で保管し、一ヶ月以内に使い切る節度を持つ。
  • 加熱料理には米油、生食には亜麻仁油といった「使い分け」を習慣にする。
  • 油を新しく変えたら、自分の肌の調子や体のだるさを毎日観察する。

油選びは、家計の節約ではなく、将来の自分への「命の投資」です。

日本人の体を最もよく知る米の油だからこそ、その生命力を余すことなくいただける本物を選び、澄み渡るような血液を保っていきましょう。

本記事について、疑問や質問があればぜひコメントでお知らせください。わたくしが可能な限り皆様の不安や悩みにお答えいたします。

自然堂の守り人と申します。
古来より培ってきた自然療法によって、現代社会の不器用さ、矛盾を紐解き、本来あるべき自分を取り戻すための知恵をお伝えしております。

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