水飴が体に悪いと言われる本当の理由|ラベルの裏に潜む「闇」と「本物の麦芽水飴」の見分け方

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お菓子の裏面を見て、「水飴」という文字に安堵していませんか。
「砂糖よりは自然だろう」というその思い込みが、実はあなたの家族の血を汚し、細胞の元気を奪っているかもしれません。

現代の水飴の多くは、古来の知恵で作られた「薬」としての姿とは似て非なるもの。
薬品で溶かされ、遺伝子組み換え作物から抽出された、いわば「工業的なエネルギーの塊」です。

なぜ水飴を食べた後に体が重くなるのか、なぜ子供のイライラが止まらないのか。
その答えは、この透明な液体の正体を知ることで見えてきます。

今日から、甘みとの付き合い方を根本から変えるための、真実の門を開くことにしましょう。

水飴の正体。命なきデンプンの末路

穀物の命を薬品でバラバラにする。私たちが口にしている液体の正体

現代の水飴は、トウモロコシなどのデンプンを酸や酵素で分解して作られます。
本来、穀物は時間をかけて噛むことで、唾液の酵素と混ざり、ゆっくりと糖に変わるものです。

しかし、最初からバラバラにされた液体には、自然の営みが介在する余地がありません。
そこにあるのは、自然の恵みなど微塵もない、純粋な「糖質」という化学物質です。

自然の理を外れた「精製糖」。ビタミン・ミネラルを奪い去る空っぽのカロリー

水飴は、デンプンから栄養を削ぎ落とした「精製糖」の一種です。
体内で代謝される際、大切なビタミンB1やミネラルを大量に消費します。

食べれば食べるほど体の栄養が奪われる。これが現代の不調の大きな原因です。

ヘルシーは幻想。血管を痛める「高GI」の罠

咀嚼を介さない「速すぎる吸収」。血糖値の乱高下が自律神経を狂わせる

液体である水飴は、驚くべき速さで血液中に吸い込まれます。
血糖値を急激に跳ね上げ、それを下げるためにインスリンが大量に出る。

この激しい乱高下が、自律神経をパニックに陥らせ、心の不安定を引き起こすのです。

痩せるために選んだ「砂糖不使用」が、かえって肥満と炎症を招く理由

「砂糖ゼロ、水飴使用」という謳い文句に騙されてはいけません。
血糖値への影響は砂糖と同等、あるいはそれ以上です。

過剰な糖は体内で脂肪に変わり、慢性的な炎症の火種となることを肝に銘じておくことです。

原料の闇。遺伝子組み換えと農薬の影

項目 工業的な水飴 伝統的な麦芽水飴
主な原料 遺伝子組み換えトウモロコシ 国産米、大麦麦芽
分解方法 塩酸・硫酸などの化学薬品 麦芽酵素による自然糖化
血糖値 急上昇しやすく、体を冷やす 穏やかに吸収、内臓を温める

多くの水飴に使われる「輸入コーン」。ポストハーベストが血液を汚す

安価な水飴の原料は、そのほとんどが輸入トウモロコシです。
これらは遺伝子組み換え(GMO)である可能性が高く、さらに長い船旅に耐えるための大量の農薬(ポストハーベスト)が使われています。

「植物性」の言葉にだまされない。安価な原料を支える工業的農業の代償

「植物由来だから安心」というのは、単なる宣伝文句に過ぎません。
不自然な土で、不自然な農薬を使って作られた植物に、人を養う力は宿っていないのです。

死んだ水飴。薬品抽出のリスクを見抜く

硫酸や塩酸で溶かす「酸分解法」。残留薬品と不自然な構造のリスク

工業的な水飴は、塩酸や硫酸などの強酸を使って、デンプンを強制的に糖化させます。
薬品は中和されると言いますが、一度化学の洗礼を受けた物質に、生命の調和が残っているでしょうか。

命の力を損なわない「酵素分解」。作り手の誠意が反映される製造工程

一方、比較的良心的な製品は「酵素分解法」を採用しています。
それでも、その酵素そのものがどこで作られたのか。見えない工程にこそ、母の眼を光らせることです。

異性化糖の恐怖。肝臓を太らせ依存を招く毒

水飴の顔をした異性化糖。内臓脂肪を蓄え、満腹中枢を麻痺させる

最近では「水飴」と表記しながら、中身は果糖ぶどう糖液糖(異性化糖)に近いものも増えています。
果糖は肝臓で直接処理されるため、内臓脂肪を増やし、脂肪肝の原因となります。

なぜ一度食べると止まらないのか?脳を直接刺激する「甘味依存」

不自然に精製された甘みは、脳の快楽報酬系を麻痺させます。
「もっと食べたい」という異常な欲求は、あなたの心ではなく、化学物質による依存症であることを自覚することです。

麦芽水飴は薬。失われた滋養と酵素の力

麦芽の酵素が米を醸す。呼吸を続ける「生きた甘み」の薬効

古来の麦芽水飴は、米と大麦麦芽だけで作られます。
ゆっくりと時間をかけて糖化された琥珀色の液体には、ビタミン、ミネラル、そして消化を助ける酵素が息づいています。

漢方が教える、肺を潤し胃腸を整える「本物の水飴」の知恵

東洋の知恵では、麦芽水飴は「飴糖(いとう)」と呼ばれ、喉を潤し、胃腸の疲れを癒やす薬として重宝されてきました。
本物は人を病ませるのではなく、人を養う力を持っているのです。

プラスチックと水飴が混ざり合うリスク

「親糖性」の懸念。環境ホルモンが家族の口に入るのを防ぐ遮光瓶

水飴は粘り気が強く、プラスチック容器の成分を溶かし出す「親和性」があると考えられます。
特に甘いものは、不自然な器の影響を受けやすい。

本物の水飴を作る蔵元は、必ずガラス瓶、それも光を遮る遮光瓶を選びます。その重みこそが誠意です。

本物の玄米水飴を見極める「3つの選別基準」

現代のスーパーに並ぶ透明な水飴は、安さと効率を優先して薬品で作られた、生命力のない工業製品です。
しかし、古来の知恵で作られた「本物の玄米水飴」は、お腹を温め、肺を潤す滋養の塊です。

台所に置くべき「本物」を見極めるための、揺るぎない基準をお伝えします。

1. 「色」を見る│透明ではなく、深い琥珀色(こはくいろ)であること

精製された白い砂糖が体に悪いのと同じように、無色透明の水飴も、大切なミネラルやビタミンが削ぎ落とされた「空っぽの糖分」です。

本物の玄米水飴は、玄米の糠(ぬか)や胚芽の栄養が溶け出した、美しい琥珀色をしています。
この色の中にこそ、私たちの血を造り、神経を穏やかにする微量栄養素が息づいているのです。

2. 「原材料」を見る│トウモロコシではなく「玄米」と「麦芽」のみ

安価な水飴の多くは、輸入トウモロコシ(コーンスターチ)から作られます。
これらは遺伝子組み換えやポストハーベスト(収穫後農薬)の懸念が拭えません。

本当に安全なものを選ぶなら、原材料が以下の二つだけで書かれているものにすること。

  • 玄米(できれば国産・有機)
  • 大麦麦芽(麦芽酵素)

3. 「製法」を見る│薬品を使わず、酵素だけで「醸(かも)した」もの

工業的な水飴は、硫酸や塩酸などの強酸を使ってデンプンを強制的に分解(酸分解)します。
一方、本物は麦芽に含まれる天然の酵素だけで、数日間かけてじっくりと糖化させます。

この自然な営みを経た水飴こそが、東洋の知恵で「飴糖(いとう)」と呼ばれ、薬として珍重されてきたものなのです。

比較項目 安価な工業用水飴 本物の玄米水飴
主な原料 輸入トウモロコシ等 国産玄米・大麦麦芽
製造方法 酸(塩酸等)による薬品分解 麦芽酵素による自然糖化
見た目の色 無色透明 深い琥珀色
体への影響 血糖値を急上昇させ、体を冷やす 穏やかに吸収され、体を温める

 

本物のおすすめ玄米水飴

では、数ある水飴の中で、どれを選べば良いのか。 わたくしが心から信頼し、作り手の魂を感じる本物を選びました。

これらは単なる食品ではなく、体を治すための「薬」として台所に常備しておくべきものです。「国産原料」「麦芽酵素による自然糖化」の基準を満たしています。

①【ミトク】オーガニックの先駆者が届ける「玄米水飴」

まずは、日本のオーガニック界を牽引してきた「ミトク」の玄米水飴です。 まだオーガニックという言葉が一般的でなかった時代から、自然の摂理にかなった甘みを届けてきたパイオニアです。

原材料は「有機玄米」と「有機大麦麦芽」のみ。余計なものは一切ありません。 砂糖や保存料、着色料に頼らず、伝統的な酵素分解法で玄米の栄養を余すことなく糖化させています。

雑味がなく、お米の優しい甘みと力強いコクが共存しており、喉の痛みや疲労が溜まった時にスプーン一杯舐めるだけで、体の中に温かな灯がともるのを感じるはずです。 迷ったらまずはこれから始めなさい。自然派の家庭にとって、これこそが甘みの基準となるはずです。

 

読者さんからのQ&A

Q. 「還元水飴」は、普通の水飴よりも体に良いのでしょうか?

A. より不自然な加工(水素添加)を施された工業製品であると知ること。
還元水飴は、熱や酸に強くするために化学的に処理されたものです。虫歯になりにくい等の利便性ばかり強調されますが、自然界には存在しない構造を持っています。摂りすぎれば腸内環境を乱すリスクがあることを忘れてはいけません。

Q. 瓶入りとプラスチック容器、どちらが良いですか?

A. 迷わず「ガラス瓶」入りを選びなさい。
水飴のような粘り気のある甘みは、プラスチックの成分(環境ホルモン)を溶かし出す「親和性」があると考えられます。中身の命を守ろうとする誠意があるメーカーは、必ずガラス瓶、それも酸化を防ぐ「遮光瓶」を選ぶものです。

 

今日からやってみる台所浄化チェックリスト

  • お菓子のラベルを裏返し、原材料の最初に「水飴」があるものは買わない
  • 「還元水飴(水素添加されたもの)」という不自然な加工品を避ける
  • どうしても甘みが欲しい時は、米と麦芽だけで作られた「琥芽色の麦芽水飴」を選ぶ
  • 料理の艶出しに水飴を使うのをやめ、長期熟成の「本みりん」に入れ替える
  • 不自然な甘いものを食べた後は、天然塩をひとつまみ舐めて陰陽を整える

便利な商品に頼らなくても、知恵を使えば、私たちはもっと豊かに、穏やかに暮らせるのです。
あなたの暮らしが、自然の香りと命の力で満たされることを願っています。

 

本記事について、疑問や質問があればぜひコメントでお知らせください。わたくしが可能な限り皆様の不安や悩みにお答えいたします。

自然堂の守り人と申します。
古来より培ってきた自然療法によって、現代社会の不器用さ、矛盾を紐解き、本来あるべき自分を取り戻すための知恵をお伝えしております。

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