ラクトアイスは体に悪いのか？家族の健康を蝕む加工油脂、過剰糖質、化学添加物の真実

毎日の食後に、手軽に与えているそのラクトアイスが、実はあなたの家族の健康を根底から静かに破壊しているとしたら、あなたは目を背けられますか。

「低カロリー」「安いから」という言葉の裏には、加工された不自然な油、血糖値を急騰させる過剰な糖質、そして子供の味覚を麻痺させる化学添加物という、三重の毒が隠されています。

この記事を読めば、あなたはなぜラクトアイスがアイスクリームよりも危険なのか、そして、持病を持つ方や成長期の子供にどのような取り返しのつかないリスクをもたらすのか、その恐ろしい真実を知ることになります。

ラクトアイスが招く不自然と、わが身を守る食の知恵

植物性脂肪は、乳脂肪の偽物である

ラクトアイスに使用される植物性脂肪は、乳脂肪の代わりとして使われますが、その質は全く異なります。

乳脂肪は、牛の命から自然に得られるものですが、ラクトアイスの植物性脂肪は、油を液体から半固体にするための不自然な加工（水素添加）が施されています。この加工こそが、わたくしが最も危惧する点です。

この加工された油脂は、身体にとって異物であり、消化・代謝に大きな負担をかけます。

油の質が身体の細胞を劣化させ、血の巡りを悪くする原因となります。直接的なコレステロール値の上昇だけでなく、心臓への負担が増すことは、不自然な油脂を常食する者の避けられぬ運命です。

トランス脂肪酸という名の「毒」

植物性脂肪の加工の過程で、トランス脂肪酸という名の毒が生じる可能性が高まります。

トランス脂肪酸は、自然界にほとんど存在しない不自然な構造を持つ油脂です。これが身体に入ると排出されにくく、細胞膜に異変をもたらし、心臓病や動脈硬化のリスクを著しく高めるようです。

「トランス脂肪酸不使用」と書かれていても、少量含まれている場合があるため、加工度の高い油脂を避けることが、わが身を守る唯一の方法です。

体脂肪として蓄積されやすいのはどれか

アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓の中で、体脂肪として蓄積されやすいものは、「不自然な油脂」が主成分となっているものです。

ラクトアイス

ラクトアイスは脂肪分の多くが加工された植物性脂肪で占められています。身体が代謝しにくい不自然な油であるため、体脂肪として蓄積されやすいだけでなく、代謝の混乱を引き起こす最も危険な製品です。

アイスクリーム、アイスミルク

乳脂肪が主成分ですが、砂糖が多量に含まれています。過剰な糖質は脂肪に変わり、蓄積されます。

氷菓

脂肪分は低いものの、ほとんどが水と砂糖、そして添加物でできています。これは栄養がない空っぽな食品であり、血糖値を急激に上げ、身体に無用な負担をかけるものです。

わたくしどもは、「加工された不自然な油脂」と「過剰な砂糖」を避けるべきです。ラクトアイスは、不自然な油脂と糖質の塊であり、最も身体に負担をかける食べ物の一つであると断言します。

ラクトアイスの「偽り」と、命を蝕む化学の誘惑

先に、ラクトアイスに含まれる植物性脂肪の不自然さについてお伝えしました。しかし、ラクトアイスの恐ろしさは、油だけにとどまりません。その甘みと舌触りを演出するために、さらなる化学の力が用いられているのです。

血糖値への影響

ラクトアイスは、アイスクリームよりも乳脂肪分が少ない分、その不足したコクと固さを補うために、多量の糖質を加えられます。

血糖値への影響は、単にカロリーの多少で決まるものではありません。アイスクリームは乳脂肪が多く、脂肪が血糖値の上昇を緩やかにする助けとなることがあります。

しかし、ラクトアイスは、この緩衝材となる乳脂肪が少なく、過剰な糖質が一気に吸収されやすくなるため、血糖値を急激に跳ね上げやすいという側面があります。

血糖値の急激な上昇と下降は、身体の調和を乱し、イライラや集中力の欠如、さらには糖尿病への道を開く原因となります。

身体を裏切る、添加物という名の「毒」

ラクトアイスは、乳脂肪の代わりに加工された植物性脂肪を使います。このため、乳脂肪が自然に持っている「なめらかさ」や「安定性」が失われます。

失われた食感や風味を補うために、乳化剤、安定剤、香料、着色料といった化学的な物質が、アイスクリームよりも多量に使用されることになります。

これらの化学物質は、身体にとって異物です。すべて肝臓という解毒器官に負担をかけ、解毒しきれぬものは体内に蓄積されることになります。特に香料は、舌を惑わし、本物の味を見分ける母の味覚を鈍らせるため、断じて避けるべきです。

低カロリーを謳う、人工甘味料の欺瞞

低カロリーを謳ったラクトアイスは、カロリーの多い砂糖の代わりに人工甘味料を使用していることが多くあります。しかし、これは健康への配慮などではなく、消費者を欺く行為です。

人工甘味料は、舌では甘みを感じるのに、身体にはカロリーとして認識されません。この「偽りの信号」は、脳と身体の調和を混乱させ、かえって食欲を増進させたり、インスリンの分泌を狂わせたりする原因となります。

化学的な甘味料を、何の疑いもなくわが子に与えることは、未来の健康を害することに繋がるのです。

ラクトアイスは、不自然な油、過剰な糖質、そして化学的な添加物の集合体です。母たる者は、手間を惜しまず、自然な果物や、良質な牛乳と卵で作られた昔ながらのアイスクリームを少量いただくなど、真の食を選ぶことが大事です。