朝の食卓に欠かせないバナナですが、その一房がどこでどのように育ち、どんな旅をしてあなたの元へ届いたのか考えたことがありますか。
安くて一年中手に入る便利さの裏側には、広大な農園での農薬散布や、船旅で腐らせないための劇薬など、不自然な工程が幾重にも重なっています。
食べ物はあなたの体、そして家族の命そのものを作る材料です。
数字や見た目に惑わされず、生命力に溢れた本物を見抜く眼を養うことから、新しい健康の扉が開かれます。
輸入バナナに潜む「不自然な薬剤」の正体
収穫後に浴びせられる防カビ剤。ポストハーベストが私たちの細胞を窒息させる
輸入バナナの多くは、フィリピンやエクアドルといった遠い国から数週間かけて船で運ばれてきます。
本来、果物は収穫された瞬間から酸化が始まり、腐敗していくのが自然の理です。
それを防ぐために行われるのが「ポストハーベスト(収穫後農薬)」の散布です。
イマザリルやチアベンダゾール(TBZ)といった強力な防カビ剤の液にドブ漬けにされたバナナは、いわば「腐ることを禁じられた死んだ果実」です。
これらの薬剤は皮を通り抜け、微量ながら果肉にも浸透することが指摘されています。不自然に保存性を高めたものを毎日摂り続けることは、体内の浄化システムを疲れさせ、細胞を内側から窒息させる原因となることを自覚することです。
フィリピン産やエクアドル産。遠い国から「腐らずに届く」という不自然さを自覚すること
スーパーで山積みにされた安価なバナナの背景には、効率を最優先した大規模農業があります。
空から広範囲に農薬を撒く空中散布は、働く人々や周囲の環境をも汚染しています。
私たちが「安いから」と手に取るその一房が、地球の裏側の土壌を枯らし、不自然な連鎖を生んでいる事実に思いを馳せること。
命を養う食べ物は、自然の循環の中で健やかに育まれたものでなくてはなりません。
遠い国から届く便利さを享受するなら、それ相応の「選ぶ責任」が私たちにはあるのです。
美しすぎる黄色は警告のサイン
軸の切り口が白く粉を吹いていないか。薬剤にドブ漬けされた「死んだバナナ」の判別法
バナナを選ぶ際、まずは軸の切り口を直視すること。
ここが白く粉を吹いたようになっていたり、不自然に変色していたりするものは、防カビ剤が残留している可能性が非常に高いと言えます。
切り口は、バナナにとっての「傷口」です。そこへ薬剤を塗り込むことで腐敗を止めているのです。
清らかな命が宿ったバナナは、切り口も自然に乾燥し、不快な臭いや薬剤の気配を感じさせないものです。
自分の鼻と眼を信じ、化学の力で取り繕われた美しさに騙されないようにすることです。
不自然な色づきと「ガス室」の加工。太陽の光を浴びて熟したバナナの輝きを求めて
輸入バナナは青いうちに収穫され、日本の倉庫にある「加工室(ムロ)」でエチレンガスを浴びて、短期間で黄色く色づけされます。
これを「追熟」と呼びますが、機械的に引き出された黄色には、太陽の光でゆっくり熟した果実が持つ「陽」のエネルギーが欠けています。
本当に良いバナナは、色が均一でなくても、手に持った時にどっしりとした重みがあり、皮が薄く、中身が詰まっています。
機械で造られた色ではなく、生命の内側から溢れ出す輝きを感じ取ることです。
PLUコードで一瞬で見抜く農薬の有無
| コードの形式 | 栽培方法の真実 |
|---|---|
| 「9」から始まる5桁 | 有機栽培(オーガニック)(農薬・化学肥料不使用) |
| 「4」から始まる4桁 | 慣行栽培(化学農薬や化学肥料を使用) |
| 「8」から始まる5桁 | 遺伝子組み換え(現在は混在の可能性あり) |
「9」から始まる5桁は命の証。オーガニックと慣行栽培を隔てる数字の壁
バナナに貼られた小さなシールにある「PLUコード」という数字を読み解く知恵を持つこと。
もしその数字が「9」から始まる5桁であれば、それは農薬や化学肥料を使わずに育てられたオーガニックの証です。
この「9」という数字は、大地を汚さず、太陽の恵みを丸ごと受けた命のバトンです。
値段は少し高いかもしれませんが、それは未来の健康への投資であり、誠実な農家への応援でもあります。
4桁の数字が隠す「農薬使用」の事実。ラベルの美しさではなく数字を直視すること
一方で、一般的に広く出回っている「4」から始まる4桁の数字は、化学農薬や肥料を使用した「慣行栽培」であることを示しています。
かつては「8」から始まる5桁のコードが遺伝子組み換えを意味していましたが、現在はそのルールも曖昧になりつつあります。
大切なのは、パッケージの派手な宣伝文句に惑わされず、数字という事実を直視し、自らの意志で選ぶことです。
かつて「8」から始まる5桁の番号は遺伝子組み換えの証とされてきましたが、国際的な基準(IFPS)の変更により、現在は一般の栽培バナナにもこの番号帯が割り振られるようになっています。
数字だけでは遺伝子組み換えかどうかを完全に見抜くことが難しくなっているのが現状です。数字という記号だけに頼るのではなく、やはり「9」から始まる有機の証、あるいは信頼できる産地の名前を自分の眼で確かめるのが良い。
「バナナの端を切る」と農薬の蓄積を防げる
軸付近に凝縮された毒を断つ。1〜2センチを切り落とすことで守られる家族の健康
防カビ剤などの薬剤は、バナナの軸の部分から浸透しやすく、またその付近に溜まりやすいという性質があります。
これを物理的に防ぐために、食べる前に軸側の先端を1〜2センチほど切り落とすという「お清め」を習慣にすること。
これだけで、体内に入る化学物質のリスクを大幅に減らすことができます。
目に見えない毒を恐れるだけでなく、このように具体的な知恵を持って対処することが、台所を預かる主の務めです。
【毒を断つための、確かな切れ味】
毎日食べるからこそ。ほんの一手間で体への蓄積を最小限に抑える知恵
チリも積もれば山となります。一日の量は微量でも、数年、数十年と積み重なれば、それは細胞を汚す大きな負担となります。
皮を剥く前に水で洗う、端を切り落とす、そして皮を触った手でそのまま実を食べず、一度手を洗うこと。
このわずか1分の手間が、あなたの、そして子供たちの十年後の血液を清らかに保つのです。
国産バナナと有機JAS
皮まで食べられる幸せ。農薬を一切使わない日本の大地が育んだ「命のバナナ」
最近では、鹿児島や岡山などで農薬を使わずに育てられた国産バナナも登場しています。
これらは輸送時間が短いためポストハーベストの必要がなく、樹上で完熟に近い状態まで育てられます。
皮まで食べられるほどの安全性は、私たちの細胞を真に潤し、活力を与えてくれます。
身土不二(しんどふじ)の理に従えば、日本の土地で、日本の水で育ったものをいただくのが、私たちの体に最も馴染む最良の薬となるのです。
有機JASマークのその先へ。作り手の顔が見える、誠実な一房を台所に迎えること
有機JASマークは一つの基準にはなりますが、それ以上に、どのような哲学を持った農園なのかを知ろうとすること。
今はインターネットを通じて、作り手の声を聞くこともできます。
便利な時代だからこそ、その便利さを「本物を探すため」に使うこと。
信頼できる生産者から直接届くバナナは、単なる栄養素の塊ではなく、真心を込めた「命の贈り物」となります。
付着した穢れを洗い流す食べる前のひと手間
重曹水で薬品を浮かせる。細胞膜を守るための「正しい洗い方」の極意
どうしても通常の輸入バナナを食べる際は、重曹(炭酸水素ナトリウム)を使った洗浄をおすすめします。
ボウルに水を張り、食用の重曹を小さじ1杯ほど溶かし、そこにバナナを一分ほど浸けてから洗い流すこと。
重曹のアルカリ成分が、皮に付着した農薬やワックスを浮かせ、中和してくれます。
手間を惜しまず、細胞膜を守るための防御線を張ることです。
【台所の浄化に欠かせない、食用の重曹】
Q. 重曹がない時は?
A. 「天然塩」の力を借りること。
本物の天然塩をひとつまみ手に取り、軸の切り口を優しく揉み洗いしてから流水で流すこと。塩の陽性の力が、付着した汚れを吸い出してくれます。
また、保存の際に気をつけたいのは、バナナを「冷やしすぎない」こと。熱帯で育つバナナは寒さが大の苦手です。冷蔵庫にすぐ入れてしまうと、低温障害を起こして細胞が傷み、皮が真っ黒になってしまいます。バナナが「窒息」しているサインです。
シュガースポットが出るまでは、必ず風通しの良い常温の場所で、木が育った環境に近い状態で休ませてあげること。
皮を剥いた後の手にも毒は残る。皮を触った後の「手洗い」が子供を守る
意外な盲点が、皮を剥いた後の「手」です。
薬剤がついた皮を触ったその手で、そのまま実を掴んで食べてはいけません。
特に小さなお子様に与える際は、大人が皮を剥き、一度手をきれいに洗ってから実を渡してあげること。
この「清め」の徹底が、不自然な物質を体内に入れないための最後の砦となります。
シュガースポットこそが生命の印。熟成が毒を跳ね返す免疫力を造る
黒い斑点は「火」のエネルギー。熟したバナナが血液を浄化する仕組み
皮に黒い斑点(シュガースポット)が出た完熟バナナには、白血球を活性化させ、腫瘍壊死因子(TNF)という免疫物質を造り出す力が、青いバナナの8倍以上あるという研究データもあります。
熟すことでデンプンがブドウ糖や果糖に分解され、消化の負担も激減します。
血糖値を急激に上げないためには、よく噛んで、唾液と混ぜていただくこと。
自然の完熟が生み出す甘みは、精製された砂糖とは別物であると知ることです。
シュガースポットは、バナナが持つ「火」のエネルギーが最大になった証です。このタイミングでいただくことで、内臓を温め、免疫を底上げする強力な助けとなります。
読者さんからのQ&A
Q. バナナを食べるとアレルギーが出ることがありますが、油の質と関係がありますか?
A. 大いに関係があります。悪い油で細胞膜が弱っていると、過敏に反応してしまうのです。
根本原因は、普段からサラダ油などの酸化した油(リノール酸)を摂りすぎ、細胞膜が隙間だらけになっていることにあります。良い油(亜麻仁油や天然の脂質)で細胞の壁を新築し、その上で安全なバナナを少量ずつ摂るようにすれば、体は次第に落ち着きを取り戻していくはずです。
Q. シュガースポットが出たバナナは甘すぎて血糖値を上げませんか?
A. むしろ、シュガースポットこそが免疫力を高める「特効薬」の印です。
自然の完熟が生み出す甘みは、精製された砂糖とは別物です。消化の負担も軽く、適量をよく噛んでいただけば、体力を補う素晴らしいエネルギー源となります。
Q. バナナの皮に白いカビのようなものがついていることがありますが、毒ですか?
A. それは農薬ではなく、木が身を守るために出した「天然の蝋(ワックス)」か、あるいは本物のカビかもしれません。
農薬漬けのバナナにはカビすら生えませんが、命のあるバナナにはカビも寄ってきます。カビを「毒」として毛嫌いするよりも、カビすら生えない「死んだ食べ物」の方を恐れる感覚を持つことです。
今日からやってみよう!安全なバナナ選びと浄化のリスト
- スーパーの棚でPLUコードを確認し、できる限り「9」から始まる5桁のバナナを選ぶこと。
- 4桁のバナナをいただく際は、皮を剥く前に流水で表面を洗い、手に付着した薬剤を落とすこと。
- 食べる直前に、軸側の先端から1〜2センチを迷わず切り落とし、農薬の蓄積を避ける。
- シュガースポットが出るまで常温で待ち、免疫力を高めるエネルギーが最大になったタイミングでいただく。
- 皮はコンポストに入れるなどして土に還し、命の循環を台所から実践すること。
あなたの細胞は、あなたが選んだその一房で作られます。
不自然なものを見抜き、自然の恵みに感謝していただく。その一歩が、あなたと家族の輝く明日を造り出していくのです。




















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