【飲むプラスチック】スティックコーヒーの正体は「油」と「砂糖」の泥水

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オフィスの引き出しや台所に常備された、一本のスティックコーヒー。
お湯を注ぐだけで、魔法のように甘く、白く濁った液体が出来上がる。

皆様はそれを「コーヒー」だと思って飲んでいることでしょう。
しかし、その成分表示をよく見たことがありますか。

そこにあるのは、自然の恵みなど微塵もない、化学物質と油の混合物です。
毎日の一杯が、あなたの血管を汚し、味覚を狂わせ、静かに体を蝕んでいるとしたら。

メーカーが決して語らないスティックコーヒーの正体と、その毒を手放すための知恵をお伝えします。

スティックコーヒーは「油」と「砂糖」の混合物である

原材料名の順序を見ること。一番多いのはコーヒー豆ではなく「砂糖」か「油」という現実

スティックコーヒーの裏面にある原材料名を見てみることです。
法律では、含有量の多い順に記載するという決まりがあります。

順位 一般的なスティックコーヒーの内容 本来の「コーヒー」
1位 砂糖 または 植物油脂 コーヒー豆(粉)
2位 植物油脂 または 砂糖 お湯(または少量の牛乳)
3位以降 インスタントコーヒー、添加物

多くの製品で、最初に書かれているのは「砂糖」、その次が「植物油脂」です。
肝心の「コーヒー」や「インスタントコーヒー」は、3番目か4番目にようやく出てくる程度です。

つまり、あなたがコーヒーだと思って飲んでいるその液体は、実質的には「砂糖と油を溶かしたお湯」に、ほんの少しのコーヒー風味をつけただけの代物なのです。

これを毎日飲むということは、食事のバランスを考える以前に、自ら進んで不自然なカロリーと油を体に流し込んでいるのと同じことです。

牛乳ではない。「クリーミングパウダー」という名のトランス脂肪酸が血管を詰まらせる

お湯を入れるとサッと白くなるあの粉。
あれを牛乳の粉末だと思っているなら、大きな間違いです。

あれは「クリーミングパウダー」と呼ばれる、植物油(ヤシ油など)に水素を添加して人工的に固形化したものです。

「食べるプラスチック」の恐怖
自然界には存在しない分子構造を持つこの油は、「トランス脂肪酸」を多く含んでいる可能性があります。
トランス脂肪酸は、体内で代謝されにくく、血管の壁にへばりついて動脈硬化や心臓病のリスクを高めることが、WHO(世界保健機関)をはじめとする多くの研究機関で指摘されています。

海外では使用が禁止・制限されている国もあるこの油を、日本では「植物性だからヘルシー」などと錯覚させて売っているのです。

人工甘味料が脳と味覚を破壊する

砂糖の数百倍の甘さ。「アスパルテーム」が招く神経の興奮と依存症

「太りたくないけれど甘いものが飲みたい」という欲求につけ込むのが、「微糖」や「糖類ゼロ」のスティックコーヒーです。
砂糖を減らした代わりに何が入っているか。

それは「アスパルテーム」や「アセスルファムK」といった人工甘味料です。
これらは砂糖の200倍から600倍もの強烈な甘さを持ちながら、カロリーはゼロに近いという化学物質です。

人工甘味料が脳に与える影響

  • 「エネルギーが入ってこない」と脳がパニックを起こし、食欲を増進させる
  • より強い甘味を求める「依存症」を引き起こす
  • 神経毒性の疑いがあり、頭痛やめまい、精神的なイライラの原因となる

痩せるつもりが太る理由。偽の甘さがインスリンを狂わせ、もっと甘い物を欲する体質へ

カロリーゼロなら痩せるかといえば、逆です。
人工甘味料の甘味刺激によって、すい臓は反射的にインスリンを出そうとします。

しかし血糖値は上がっていないため、インスリンの働きが空回りし、自律神経やホルモンバランスを乱します。
結果として、体は脂肪を溜め込みやすいモード(省エネモード)になり、太りやすい体質を作ってしまうのです。

楽をして痩せよう、健康になろうという卑しい心が、かえって体を壊す原因となることに気づくことです。

「乳化剤」は洗剤と同じ界面活性剤である

水と油を強制的に混ぜる化学物質。腸のバリア機能を壊すリスクを知ること

本来、水と油は混ざりません。
しかし、スティックコーヒーはお湯を注いて軽く混ぜるだけで、分離することなく綺麗に溶けます。

これは「乳化剤」という添加物が大量に使われているからです。
乳化剤とは、水と油の境界を取り払う「界面活性剤」のことです。

台所用洗剤と同じ理屈で、油汚れを水に溶かすのと同じ働きを、カップの中で行っているのです。
これを飲み続けると、腸の粘膜(バリア機能)が弱められ、本来体内に入るべきでない有害物質や未消化のタンパク質が血液中に漏れ出す「リーキーガット症候群」の一因になるとも言われています。

便利さの裏には、必ず不自然な化学の力が働いているのです。

pH調整剤という一括表示の闇。リン酸塩が骨からカルシウムを奪い取る

品質を安定させるために入れられる「pH(ピーエイチ)調整剤」。
この一括表示の中に隠されていることが多いのが「リン酸塩」です。

リン酸塩を過剰に摂取すると、体内のミネラルバランスが崩れ、血液中のカルシウム濃度を保つために、骨からカルシウムが溶け出してしまいます。

毎日の癒やしのつもりで飲んでいる一杯が、実は自分の骨をスカスカにし、骨粗鬆症への道を早めているかもしれない。
若いうちは良くても、年を重ねてからそのツケは必ず回ってきます。

肝臓で解毒が追いつかない添加物のカクテル

飲んだ後の「胸焼け」や「胃もたれ」は、油と薬を拒絶する内臓の悲鳴

スティックコーヒーを飲んだ後、なんとなく胸が焼けたり、口の中がいつまでも甘ったるく感じたりすることはありませんか。
それは、体が「これ以上、この油と化学物質を入れないでくれ」と叫んでいるサインです。

植物油脂という名の質の悪い油は、消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけます。
そして、添加物のカクテルを解毒するために、肝臓はフル稼働を強いられます。

体のだるさ、肌荒れ、目覚めの悪さは、肝臓が悲鳴を上げている証拠です。

コンビニのカフェラテも同じ穴の狢(むじな)。便利さを買う代償としての「未病」

これはスティックコーヒーに限りません。
コンビニのチルドカップに入った甘いカフェラテや、ペットボトルのコーヒー牛乳も、中身はほぼ同じ「砂糖と油と添加物の液体」です。

便利だから、安いからと、これらを日常的に摂取することは、自分自身を「未病(病気の一歩手前)」の状態に追い込んでいるのと同じです。
お金を払って毒を買い、さらに将来、薬代を払うことになる。そんな愚かな循環から抜け出すことです。

「手軽さ」を手放す勇気を持つ

スティックを捨てて、豆乳と黒糖を持参すること。少しの手間が体を温める

では、どうすれば良いか。答えは簡単です。
スティックコーヒーをゴミ箱に捨て、本物の材料を用意することです。

会社で甘いカフェオレが飲みたいなら、無調整の豆乳を小さなパックで持参し、そこにインスタントでも良いから「有機JAS」の純粋なコーヒーを入れ、甘みはミネラル豊富な「黒砂糖」か「メープルシロップ」を足すこと。

お湯を沸かし、自分で混ぜる。
その「手間」こそが、心を落ち着かせ、本当の意味での休憩になります。

毒消しの飲み方。「塩」をひとつまみ入れて、陰性の害を中和する知恵

そして、どうしてもコーヒーを飲むときは、天然塩をほんのひとつまみ入れることです。
コーヒーも砂糖も、体を冷やす「極陰性」の食品です。

そこに、陽性のエネルギーを持つ「塩」を加えることで、陰陽のバランスを取り、体を冷やす害を最小限に抑えることができます。
味もまろやかになり、満足感が増します。

自然の理にかなった飲み方を知れば、不自然な添加物に頼らなくても、心と体は満たされるのです。


【本物を選ぶ】体を壊さないコーヒータイムのために

スティックコーヒーを卒業し、あなたの体を養う「本物」を揃えなさい。少しの手間で、未来の健康が守られます。

1. 有機JAS認証 インスタントコーヒー
農薬や化学肥料を使わず、豆本来の生命力が生きています。スティックのような変な後味がありません。

2. ミネラル豊富な黒砂糖・メープルシロップ
精製された白砂糖ではなく、ミネラルやビタミンを含む自然の甘みを。体が冷えるのを防ぎます。

3. 生命の源・天然塩
コーヒーの陰性を中和する「海の精」。ひとつまみ入れるだけで、味が深まり、腎臓を守ります。

【読者さんからののQ&A】

Q. 「トランス脂肪酸0g」と書かれている商品なら、安全ではありませんか?

A. 数字のトリックに騙されてはいけません。「0」は「無い」という意味ではないのです。
日本の食品表示基準では、100gあたり0.3g未満であれば「0g」と表示しても良いことになっています。毎日何本も飲めば、確実にちりも積もれば山となります。

原材料に「植物油脂」とあれば、そこには不自然な油が含まれていると疑ってかかるのが、身を守るための知恵です。

Q. スティックコーヒーを飲むと、下痢をしやすくなります。乳製品アレルギーでしょうか?

A. アレルギーというよりは、界面活性剤による「腸の洗浄」に近い現象です。
大量に含まれる「乳化剤(界面活性剤)」と「人工油脂」が原因であることが多いです。洗剤のような成分が腸に入れば、異物を早く排出しようとして下痢を起こします。体は正直です。

下痢をするということは、その飲み物があなたの体にとって「毒」であると、全力で排泄しているのです。

Q. 鉄分やコラーゲンが入った「健康系」のスティックコーヒーなら、体に良いのではありませんか?

A. 毒の中に一粒の薬を入れても、毒は毒です。
「鉄分配合」「コラーゲン入り」といった甘い言葉は、罪滅ぼしのための宣伝文句に過ぎません。ベースが砂糖と油と添加物の混合物であることに変わりはありません。

汚れた泥水の中に、ビタミン剤を一粒入れたからといって、それを健康飲料と呼べるでしょうか。安易な足し算の健康法に逃げないことです。

Q. 毎日の楽しみを奪わないでください。1日1本なら許されますか?

A. それが「楽しみ」ではなく「依存」になっていないか、胸に手を当てて考えること。
「これがないと頑張れない」と思うなら、それは砂糖とカフェインと添加物による「依存症」です。どうしても飲みたいなら、飲みなさい。

しかし、その度に自分の血管が汚れ、骨が溶け、肝臓が疲弊していくイメージを直視すること。本当に自分を大切にする人は、自然と手が伸びなくなるものです。

【今日からやってみる】スティックコーヒーを卒業する養生ステップ

  • 台所のスティックコーヒーを思い切ってゴミ箱に捨てる
  • 原材料名を確認し、最初に「砂糖」「植物油脂」があるものは買わない
  • 会社に「有機インスタントコーヒー」と「オーガニック豆乳パック」を持参する
  • 甘みが欲しい時は、白砂糖ではなく「黒糖」か「メープル」を使う
  • コーヒーを飲むときは、必ず「天然塩」をひとつまみ入れる

冷蔵庫や引き出しにある「不自然なもの」に、もう一度目を向けてあげてください。
あなたの暮らしが、自然の香りと命の力で満たされることを願っています。

本記事について、疑問や質問があればぜひコメントでお知らせください。わたくしが可能な限り皆様の不安や悩みにお答えいたします。

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古来より培ってきた自然療法によって、現代社会の不器用さ、矛盾を紐解き、本来あるべき自分を取り戻すための知恵をお伝えしております。

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